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結婚指輪のバリエーション豊かな加工方法について

鍛造製法の加工工程

▼STEP1:材料準備

まず、結婚指輪の元になる材料作りから行なっていきます。金属を熱で溶かしていき、丸い塊にしましょう。金属を溶かすときは強い光が発せられるため、サングラスをかけて目をしっかり保護することが大切です。

▼STEP2:棒状にする

次に、金属の塊を棒状に伸ばしていきます。金床の上で金槌を使って叩きながら、綺麗に形を整えていきましょう。ある程度伸び切ったら圧延ローラーという器具に金属を入れ、ハンドルを回します。

そうすることで金属を均等に伸ばすことができ、美しい棒状の形に仕上げられるでしょう。もし形がおかしくなっても、途中でスタッフが手直ししてくれるので安心です。

▼STEP3:打刻する

次に、リングの内側部分に金属の品質を打刻していきます。こちらは一発勝負のものなので、慎重に行なうようにしましょう。自分で行なってもいいですし、得意な方に任せても構いません。しかし、万が一歪んでしまったとしても良い思い出になること間違いなしです。

▼STEP4:輪にする

品質の打刻が完了したら、棒状になった金属を曲げて輪っかを作り、少しずつ指輪の形にしていきます。サイズを合わせる「芯金」という棒と木槌を使って、トントンと丁寧に叩いていくことで目的の指輪のサイズまで近づけることができます。

▼STEP5:溶接して指輪にする

金属を指輪の形に変形させることができたら、スタッフが輪っかを酸素バーナーの熱で炙っていきます。熱で炙ることで、輪の接続部分を結合することができ、綺麗な指輪の形になります。

▼STEP6:サイズ合わせ

指輪の形が完成したら、サイズを調整していきます。その際も、前述で使用した芯金と木槌を使って形を整えます。自分の指の大きさに合わせて、適切なサイズに調整しましょう。

▼STEP7:表面の荒削り

サイズ合わせが完了したら、最後にヤスリで指輪の表面を削っていきます。ヤスリで削ることで表面が滑らかになるほか、形も綺麗に整えることができます。

しかし、ヤスリを使うときは、あまりガリガリと削りすぎないように注意しましょう。ノギスで形を確認しながら、少しずつ完成形に近づけていくことがポイントです。完成品と形や幅などが合うようになれば、無事完成となります。

 

鍛造製法はこのような作業方法で、結婚指輪を作っていきます。完成するまでにだいたい15時間ほどかかるので、一日で終えるのではなく数日かけて作るのが基本です。

鋳造製法の加工工程

▼STEP1:キャスト

キャストは別名「鋳造」とも呼ばれており、ワックスで作った原型に熱した金属を流し込んで指輪を作成する方法です。キャストで指輪を作成すると、内部に気泡が発生しやすく、強度が低くなってしまう恐れがあります。

そのような状態を防ぐため、指輪の形を作った後、叩いて強度を高める作業を行なっているところもあります。

▼STEP2:研磨

指輪の形が出来上がったら、ヤスリで表面を磨いていきます。表面を綺麗に磨くことで歪な部分を整え、形をさらに綺麗に整えることができます。

▼STEP3:石留めや装飾

次に、石留めや装飾をして指輪にデザインを施していきます。石留めの中にも、様々な技法が存在します。主な技法の種類は以下の通りです。

・爪留め
爪留めは指輪にはめ込んだ宝石を、棒状に突出したマテリアルの爪を倒して留めるという技法です。エンゲージリングの真ん中にダイヤをはめるときに、良く使われる方法となっています。

・彫り留め
彫り留めは、マテリアルにラインを彫って、その金属から彫り起こした爪で宝石を留める技法です。宝石をマテリアルにはめ込んで作成するので、凹凸があまりなく綺麗な形の指輪になります。引っかかりにくくなることから、多くの結婚指輪に利用されている技法です。

・ミル打ち
ミル打ちは、エッジやラインの部分に細かいマテリアルの玉を何度も打刻していく技法です。他の技法に比べて難易度が高く、洗練された技術力が必要になります。腕の良い職人の手にかかると、アンティークのような重厚な雰囲気の指輪を作ることができます。

▼STEP4:表面加工

石留めや装飾が完了したら、表面加工を行なっていきます。表面加工の方法には、以下の3種類があります。

・グロス
グロス仕上げは、別名「鏡面」とも呼ばれており、その名の通り指輪の表面を鏡のようにピカピカに磨き上げる仕上げ法です。表面をピカピカに磨き上げることで、マテリアル本来の美しい輝きが際立ちます。

・ホーニング
ホーニング仕上げは、表面に細かい粒を吹きかけることで、指輪のツヤを消す加工法です。グロス仕上げとは対照的に、表面の光沢を抑えたいときに使用されます。シックな印象にすることが多い、メンズリングなどに良く使われる仕上げ法となっています。

・ヘアライン
ヘアライン仕上げはホーニング仕上げと同様、指輪の表面に細かい筋を入れ、光沢を抑える仕上げ法です。平面を加工する場合のみ有効な技法で、落ち着いた印象の指輪に仕上げたいときに良く使用されます。

▼STEP5:仕上げ

表面加工を施したら、最後の仕上げの指輪全体を磨く作業を行なっていきます。職人が丹精込めて磨いた指輪は、マテリアルの持つ美しさが最大限に引き出されていて、ダイヤモンドと同等の輝きを放つでしょう。

▼STEP6:検品

指輪が完成したら、最後にスタッフが検品をしてデザインやサイズに間違いがないか、傷や石揺れなどの不備がないかを確認していきます。何か不備があればすぐに手直ししてくれるので、上質な完成品を手に取ることができるでしょう。

 

鋳造製法で結婚指輪を作る場合は、このような手順で行なっていきます。鍛造製法に比べて、加工の仕方が幅広く、いろいろなデザインを楽しめることが魅力です。

加工や仕上げはどのくらい時間が必要?

プラチナや金などの地金で作られた指輪は、最後の仕上げ作業として表面加工や石留めなどの装飾を施していきます。お客様のご要望に合わせて細工していきますので、何でもお申し付け下さい。

指輪が完成するまでの期間は、だいたい1~3か月です。挙式に間に合わせるためには、なるべく余裕を持って来店されることをおすすめします。

挙式の3ヶ月前には準備しておくのがベター

婚約指輪を贈る場合は、結納などの時期に合わせて挙式の8~9か月前には準備を進めておくといいでしょう。また、式当日に使用する結婚指輪は、挙式の2~6ヵ月前くらいを目安に用意しておくといいです。

しかし、挙式の3か月前くらいになると本番に向けての準備で慌ただしくなるので、それまでには指輪のデザインを決めておいたほうがいいでしょう。

今どきの手作り結婚指輪のアレンジ事情

▼STEP1:指紋

結婚指輪の内側に、お互いの指紋を入れて作成します。内側に入っているので、普通につけているだけでは見えません。お互いだけが知っている秘密のような感覚で、二人にとってとても深い意味が込められた指輪となっています。

▼STEP2:刻印

指輪の内側にオリジナルデザインや、二人の記念日を刻印して作成します。最近では、二人の指輪を重ねることで一つの絵になるデザインなど凝った刻印をする方が増えています。

▼STEP3:誕生石

指輪の裏に、お互いの誕生石を入れて作成します。お互いの誕生石に込められた意味を心に刻み、同じ型の指輪を付ける喜びを実感することで二人の愛もさらに深まるでしょう。

▼STEP4:似顔絵

二人の似顔絵を指輪の内側に入れることもできます。見た目はとてもシンプルなデザインなので、イラストが入っていることに抵抗がある方でも大丈夫です。ほのぼのとした可愛らしいイラストなので、見る度にほっこりした気持ちになれるでしょう。

 

このようなアレンジをすることで、さらにオリジナリティ溢れる結婚指輪を作ることができます。手作りで結婚指輪を作るなら、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。